2008年07月13日
私が死んだら手続きの意味無いじゃん!
日曜日に開いているのはいいんだけど、やたら混雑しています。
麻布界隈の他の大使館が厳しい造りでゲートに衛兵みたいなのがいる中、六本木のフィリピン大使館はとてもフランク、というかごちゃごちゃというか・・・。
朝9時に開くので、8時に到着しましたが、すでに20人ほどが「並んで」いました。
日本人だと一列に整列というところですが、そこは国民性でしょう、私はあの人の次、というのを覚えているだけでバラバラに座ったり立ったりしています。
雨の中待つこと一時間、シャッターが開くとガードマンが出てきます。
バラバラに待っていた人が、並ぶでもなしに入り口に集まります。
ガードマンが適当に聞き始めます。
「何しに来たの?」
「○○○○○○」
「あそう、じゃ入って右の人に話して」
「はい次のあなたは?」
「○○○○○○」
「あそう、じゃ入って左の人に話して」
ここでは番号札も何もなく、完全なアナログ方式で入場整理をしています。
子連れの人は順番に関係なく、先に入れてもらったりしていますが、誰も文句は言いません。
順番のことで文句を言うのは日本人の配偶者くらいです。
そんなわけで、クライアントさんが入場、私は同行者なので中に入れませんが、彼女のほうは書き方もわからない、はじめて来たということで、顔面蒼白になっています。
とりあえず外で待ってるからと声をかけて、一人で入らせました。
しばらくして出てきたので「終わったの?」と聞くと「なんだかわからない」との答え。
しかたなくガードマンに「悪いけど、この子何もわからないから中で教えてあげなくちゃならないから入るよ」と言って、無理矢理入館しました。
やはり申請書の記入方法がわからず、用意していった写真の顔の大きさが小さいということで取り直し要求されたり、本人はパニック状態でした。
「なんでフィリピン人の話をフィリピン人に通訳しなければならないのか」と不審がられながらも、なんとか申請書類を作成、窓口に提出しました。
その間彼女は「ああ、もうダメ、わたし死んじゃう」「もうダメ」を連発、「どうしたの?大丈夫?」と聞くと、「夕べから食べてない、おなかすいて死んじゃう」とのこと。
思わず笑ってしまって、「じゃあ、手続きが終わったら食事しましょう」と話すと、「もうダメ、がまんできない。」と、逆切れ気味に「もういいよ、帰ろう、手続きしても私が死んだら意味無いじゃん。」と言い出す始末。
なんとか死んでしまう前に書類の受理が終わり、必要な費用を支払って手続き完了しました。
そして、大使館前で客引きをしていたフィリピンレストランの店員の釣り針に、まさに飢えた魚のようにひっかかり、連れて行かれました。
「何しに来たの?」
「○○○○○○」
「あそう、じゃ入って右の人に話して」
「はい次のあなたは?」
「○○○○○○」
「あそう、じゃ入って左の人に話して」
ここでは番号札も何もなく、完全なアナログ方式で入場整理をしています。
子連れの人は順番に関係なく、先に入れてもらったりしていますが、誰も文句は言いません。
順番のことで文句を言うのは日本人の配偶者くらいです。
そんなわけで、クライアントさんが入場、私は同行者なので中に入れませんが、彼女のほうは書き方もわからない、はじめて来たということで、顔面蒼白になっています。
とりあえず外で待ってるからと声をかけて、一人で入らせました。
しばらくして出てきたので「終わったの?」と聞くと「なんだかわからない」との答え。
しかたなくガードマンに「悪いけど、この子何もわからないから中で教えてあげなくちゃならないから入るよ」と言って、無理矢理入館しました。
やはり申請書の記入方法がわからず、用意していった写真の顔の大きさが小さいということで取り直し要求されたり、本人はパニック状態でした。
「なんでフィリピン人の話をフィリピン人に通訳しなければならないのか」と不審がられながらも、なんとか申請書類を作成、窓口に提出しました。
その間彼女は「ああ、もうダメ、わたし死んじゃう」「もうダメ」を連発、「どうしたの?大丈夫?」と聞くと、「夕べから食べてない、おなかすいて死んじゃう」とのこと。
思わず笑ってしまって、「じゃあ、手続きが終わったら食事しましょう」と話すと、「もうダメ、がまんできない。」と、逆切れ気味に「もういいよ、帰ろう、手続きしても私が死んだら意味無いじゃん。」と言い出す始末。
なんとか死んでしまう前に書類の受理が終わり、必要な費用を支払って手続き完了しました。
そして、大使館前で客引きをしていたフィリピンレストランの店員の釣り針に、まさに飢えた魚のようにひっかかり、連れて行かれました。
Posted by 万城目 淳 at 18:19│Comments(0)│行政書士業務
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